1.サービス名
ロッテ「ガム・キシリトールを活用した口腔機能へのアプローチ」
2.サービス概要

株式会社ロッテは1948年の創業以来、「お口の恋人」をキャッチフレーズに、菓子やアイスクリームなどの製造を行っています。なかでもガムのシェアは約66%(株式会社インテージSRI+ 2024年4月~2025年3月調べ)と国内ナンバーワンを誇り、1997年にはキシリトールガムを世に送り出しました。ガムとキシリトールを通じて健康寿命の延伸に貢献するべく、2019年~2025年現在までに19の自治体と連携協定を締結。具体的には、主に下記の3つの活動を行っています。
高齢者向けオーラルフレイル対策
オーラルフレイル(加齢などに伴い口腔機能が低下する状態)は、食欲不振や低栄養、筋肉量の減少、ひいては、うつ状態や社会的孤立にまでつながっていく恐れもあります。そこで、当社の「噛むこと」に関する研究と製品開発の知見をもとに、全国の自治体・歯科医師会の皆様と協働で、口腔保健プログラムを推進。噛む力を客観的に評価できる「咀嚼チェックガム」とアプリを提供し、科学的エビデンスに基づいて「噛む力の衰え」を自分事として捉えてもらい、歯科受診やトレーニングを促しています。
子ども向け口腔機能発達サポート
「硬いものが噛めず食べ物を丸飲みする」「常に口がポカンと開いてしまい顎が上がっている」など、子どもの口腔機能発達不全症もまた、現代の課題のひとつです。当社の調査では、約5人に1人の子どもが、「お口ポカン」や「いびき」の症状があるという結果が出ています。こちらも全国の自治体・歯科医師会・歯科衛生士会と連携し、キシリトールガムやフーセンガムを活用したプログラムを展開。「噛む力」を鍛え、子どもの口腔機能発達サポートに取り組んでいます。
非常時・災害時の口腔健康管理
自治体と防災協定を締結し、水がない状況下でも口腔管理ができるよう、ガムやキシリトール、加えてカイロやお菓子を災害発生時に提供する活動を行っています。
3.自治体の対象者・課題
「高齢者向けオーラルフレイル対策」 高齢対策課・健康づくり支援課など
「子ども向け口腔機能発達サポート」 保育幼稚園課・子育て支援課など
「非常時・災害時の口腔健康管理」 防災企画課など
いずれも、窓口となる部署に歯科医師や歯科衛生士、保健師といった歯科専門職の方が関与していると、連携がよりスムーズです。住民の皆様の口腔機能に関して課題をお持ちの担当者の方は、ぜひお問い合わせください。
4.導入事例
神奈川県海老名市(2019年6月~現在も継続中)
・オーラルフレイル健診
海老名市、海老名市歯科医師会と当社が三者で協定を結び、歯と口を通じた市民の体の衰えを予防するために「オーラルフレイル健診」を実施。海老名市では、50歳以上を対象に、市内45か所の歯科診療所にて、自己負担500円で受診が可能となっています。

従来の成人歯科健診との大きな違いは、舌の圧力や咀嚼能力、発音などを機器で計測し、口腔機能を数値化する点です。毎年健診を実施、数値を比較することによって、早期にオーラルフレイルを発見。また、衰えた機能を強化するトレーニングを行うことで機能の回復につなげることができます。
本事例は全国でも先駆けとなった取り組みであり、以降さまざまな自治体にてオーラルフレイル健診が導入されています。
山口県(2021年3月~現在も継続中)
・健口(けんこう)スマイル推進事業
山口県、山口県歯科医師会、山口県歯科衛生士会、山口フィナンシャルグループと、当社、サンスター(株)、ライオン(株)で「健口スマイル推進事業の展開に関する連携協定」を締結。お口の健康から県民の人生100年時代をサポートするため、さまざまな活動を各団体の特色を生かして展開中です。そのうちのひとつが、フーセンガムを使った口腔機能発達トレーニングです。

2022年に周南市の徳山めぐみ幼稚園で実証実験を実施。1日10分間のフーセンガムトレーニングを、休日は各家庭にて同様のトレーニングを行った結果、該当園児たちの咀嚼能力および唇の巧緻性の向上が認められました。

この結果から、2023年10月からは44園1,300名へと対象を拡大展開しました。同様にトレーニング前後の咀嚼能力を測定した結果、児童の58.6%に咀嚼力の改善が見られました。保護者や教員へのアンケートでも、83%が園児の意識や行動に変化があったと回答。子どもたちの口腔機能発達をサポートする大きな一歩となりました。
5.導入費用・スケジュール
導入費用
基本的には、無償で資材(啓発リーフレット、ポスターなど)や各コンテンツを提供しております。当社との取り組みを経て、口腔ケアの啓発と共に、ガムを健康ツールのひとつと認識していただくことが願いです。ただし、施策の規模や内容に応じては、有償でのご提供に移行する場合もありますので、詳しくはご相談ください。
スケジュール
資材の提供や講演会のセッティングなどは、短期でのご対応が可能です。包括連携協定などの締結に関しては、合意形成や条項調整、広報準備などを含めて、6か月程度を想定いただけるとスムーズです。
6.メッセージ

株式会社ロッテ
広報部 噛むことPR課
課長/博士(学術)坂ノ下 典正 氏
株式会社ロッテは長きにわたり、「噛むこと」の研究を通じて、ガム製品を口腔機能維持のための有効なツールとして提案してきました。特に、高齢者の方々の健康寿命の延伸と生きがいの維持に直結するオーラルフレイル対策は、自治体の皆様にとっても最重要課題のひとつだと考えています。また、子どもの健やかな発達を支援することは、未来の健康を形作る大切な取り組みです。
私たちは現在、全国19の自治体や歯科医師会の皆様と連携協定を結び、地域の課題に応じた活動を展開しています。長年の研究から得たエビデンス、そして「咀嚼チェックガム」や「キシリトールプログラム」といった実装可能な支援メニューをぜひご活用ください。資材の提供だけでなく、さまざまな視点から持続的な健康づくりコミュニティの実現に貢献したいと考えております。
「噛むこと」が、さまざまな活動の源となる。口腔の健康を起点とした地域課題の解決に向けて、皆様の地域に合わせた最適な協働の形をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
株式会社ロッテ
https://www.lotte.co.jp
噛むこと研究室
https://www.lotte.co.jp/kamukoto
【お問い合わせ】
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